ライダーがツーリング先で観光しないのはなぜ?

ライダーとしてよくいわれること「旅行で観光しないのはなぜ?」

うちは父がバイク好きなので実家に帰るとこの間はあそこに走りに行ってきたとか、ロングツーリングを楽しんだ話などをよくしていますし、父は楽しそうに聞いてくれます。
でもバイクに全く興味のない母、妹は「旅行してお土産もない」と怒りますし、観光地にも言っていないのかとあきれられます。

いや、自分も観光しようと思っているのですが、計画性がありすぎたり、全くないというツーリングもあるので、観光しようにも時間がない、日没を迎えるからとにかく走ろうと観光地をすっ飛ばしてしまう事が多々あるのです。

また走っていて本当に気持ちがよくて、あそこの名物料理店に行こうといっていたのにスルーして全力で走ってしまったということもあります。
ライダーというのは走る事目的で旅行しているので、走りが気持ちよくなれば観光地によらなくても楽しいのです。

ワインディングを楽しむことが最高

観光地に行くという目的で、あそこによってここによって・・・と計画していくこともありますが、行き当たりばったりでとにかく宿泊先だけ抑えておけばいいかと出掛けることもあります。

特に観光地に到着するまで峠道を走るということも多く、この時はワインディングがとにかく面白くて、それがこの旅行の醍醐味となってしまうので、観光地であちこちによって、ということよりもそっちの方に魅力を感じるということもあります。

快適に急カーブを曲がる事が出来たり、ぐらつきながらもひやひやしながらも、何とか峠道を超えて真っすぐの道路になった時のそう快感とか・・・ライダーにしか経験できないことを経験しているので、そこで「観光しなくても大満足」という気分になってしまうのです。

ライダースーツで観光って結構くたびれる

冬場などはしっかりライダースーツを着込んでいかないと寒いです。
安全ということを考えてもそうですが、夏でも風をずっと浴び続けていると体が冷えてしまいます。

その為ライダースーツを着て走るのですが、このスーツを着たまま観光スポットを巡るというのが結構疲れます。
そのため、とにかくそこのお店でお昼休憩して隣にある売店でお土産でも買って・・・と最短時間で途中の観光地を通過しようと考えることもあります。

宿泊先に到着してライダースーツを脱ぎ、温泉でも何でもいいのでとにかくこわばった体を湯に付けてのびのびしたいという気持の方が先だって、観光地は別にいいやという気持になる事も少なくありません。